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最終更新日

20200904

PRイベントから広告契約まで!タレント起用PRのポイントや注意点

#広報

メディアでの露出だけが重要ではなくなっている今の時代、起用するタレントの選び方はさらに重要となっています。デジタルコンテンツでも活用できるのか?SNSでも投稿してもらえるのか?など、タレントコミュニケーションにおけるポイントをご紹介します。

タレントコミュニケーションとは?

タレントコミュニケーションとは、その名の通り、タレントをキャスティングし、彼らを活用したコミュニケーションを行うことです。起用したタレントのキャラクターやイメージ、知名度、ファンを活用しながら、自社のブランドや伝えたいメッセージを世の中に発信します。

キャスティングするタレントによっては高額にもなり、年単位での活用方法を考案する必要があるタレントコミュニケーション。そのメリットはなんと言ってもその「わかりやすさ」と、「ファン」を活用できる点です。

1点目の「わかりやすさ」というのは、PR、広告において実はとても重要です。それはどんな施策においてもベースとして視覚に訴えるコミュニケーションがメインとなるからです。PR施策は、イベント、メディア露出促進、SNS投稿、キャンペーンなど、基本的に視覚で情報を受け取るものが多いです。ここにタレントが現れた途端、印象に強く残り、「ああ、あのタレントが出てるやつか!」と覚えてもらえることができます。

また、2点目のタレントの「ファン」も大きなメリットです。PRにおいて、重視すべきはタレントではなく、そのファンだと言っても過言ではありません。どんなタレントを起用しようとも、タレントを通して最も情報を受け取るのは彼ら彼女らのファンです。タレントのファン層を把握することが、適切なキャスティングの近道です。

タレントコミュニケーションが有効な主要PR施策

・PRイベント

PR活動を行う中で、最もタレントをキャスティングすることが多いのはPRイベントです。新商品や新サービスの発表会を実施する際に、一緒にタレントに出演してもらい、その商品やサービスを宣伝してもらいます。

PRイベントはメディア露出を第一に求められることが多く、イベントを実施する時期に旬であることは重要なポイントの一つとなります。旬なタレントを起用することでエンタメ系のニュースを扱うメディアに取材に来てもらいやすくなりますし、ニュースの広がりも大きくなり、ターゲットに情報が届きやすくなります。

タレントにどんなことを話してもらうのか、どんなことをしてもらうのかなど、イベント内容の設計も取材獲得のポイントになりますので、タレント自身の知名度や人気に甘えず、イベントの詳細まで練りましょう。

・SNSやブログへの商品情報の掲載

タレントが運営しているSNSやブログに商材を取り上げてもらうことも可能です。その場合、メディアタイアップと同様の考え方になります。

タレントのSNSアカウントをフォローしているファンに対して商品を紹介してもらうことができるので、商材のターゲット層を合致するファンをもつタレントであれば、新規顧客獲得に繋げることが可能です。

また、「好きなタレントと同じ商品を使いたい!」というファン心理を活用することも重要です。誰しも、好きな人や憧れの人が使っている商品は真似したくなるもの。起用したいタレントのファンはどんな人が多いのかを知ることで、効果的に情報を届ける事ができます。

ただし、SNSアカウントはタレントのプライベートなツールにもなりますので、商材がタレントイメージと合わなければNGとなることも。無理に商品を紹介してもらっても効果は得られにくいため、単純な好みだけでなく、タレントの年齢やイメージとマッチするか、きちんと考えましょう。

・広告

タレントコミュニケーションと聞いて、一番に想像するのが広告ではないでしょうか。テレビCMや駅の広告、WEB広告、タクシー広告など、様々な場所でタレントが起用されているのを見かけます。

有名タレントと広告契約を結ぶことのメリットとしては、「メジャー感」の醸成が挙げられます。特に、知名度がそこまで高くない企業やニッチな商材でPRに苦戦している場合、有名タレントと広告契約を結び、公式サイトなどに写真を掲載することで「メジャー感」を作り出すことができます。この「メジャー感」が意外と重要で、その企業や商材を知らなくても消費者やメディアに「信頼できそうだ」と思ってもらうことができるのです。

注意点として、人気のある俳優や旬な芸人を起用している広告は確かに目を惹きますが、中には商材とマッチしてないのでは…?と思ってしまうような広告も。広告契約は、期間や形態にもよりますが高額になることが多いです。十分に吟味した上で決定しましょう。

以上、代表的なタレントコミュニケーションが有効なPR施策を3つ紹介しました。次に、実際にタレントをキャスティングする際のポイントをご説明します。

タレントキャスティングのポイント

・自社のニーズに合っているか

これはキャスティングに限った話ではありませんが、PR施策を実施する際はどんなターゲットに何の情報をどのように届けたいのかを深く考える必要があります。

特に、タレントコミュニケーションの場合、高額である上に、タレントを活用したお仕事の内容によってはNGがあることもあるので、PRしたい商材のコミュニケーションにおいて適したタレントであるのか、様々な方向から考えて、キャスティングしましょう。

・メディアの誘引力

やはりメディアにとって魅力的であるかどうかも、タレント選定では重要です。

純粋に人気があることも重要ですが、例えば、新しくメディア露出が増え始めた「ネクストブレイク」的タレントをPRイベントで起用するとメディアの取材を獲得しやすいです。逆に、あまりにメディアに出過ぎていると、もう十分、とメディア露出に繋がらないことも稀にあります。その塩梅の見極めは重要です。

また、特にイベント起用では、タレント自身の話題性もポイントになります。結婚、出産後初の起用などだと、メディア露出を獲得しやすいです。

ただしそういったタレントを起用する際は、彼ら自身にメディアの関心が傾いてしまうことも多いため、注意も必要です。何の対策もしていないと、PRイベントを実施したはいいものの、メディア露出の大半はタレントにしか触れていない、ということにもなりかねません。

例えばチョコレートが商材であれば、バレンタイン間近に交際を公表したタレントを起用してイベントを実施するなど、メディアの需要と商材がうまくマッチできるようにタレントの話題性を活用しましょう。

タレントキャスティング時の注意点

・希望するタレントが競合他社と契約していないか要確認

キャスティングを行う上では、競合となる企業と広告契約を結んでいないか、という注意が必要です。

基本的に、競合他社や競合商品のイメージキャラクターとして広告契約を結んでいるタレントを起用することはできません。人気のあるタレントや旬なタレントはすでに広告契約を結んでいることも多いです。事前にきちんと調査をした上で、タレント選定を進めましょう。

・PRイベントへの出演可否も要チェック

これは、主にPRイベントにキャスティングする際の注意点です。タレントによっては、企業のPRイベントに出るということは、その企業の色がつくということ。つまり、競合他社の広告契約の話が来なくなる可能性があるということになります。

そのため、特に単発のPRイベントのキャスティングは非常に難しく、十分な配慮が必要です。

・タレント起用前にリスクは必ずチェック

タレント起用のリスクヘッジも非常に重要です。大麻などの薬物、事故、借金、謝罪といったネガティブなイメージでニュースに出てしまう可能性がないか、アンテナを張っておくようにしましょう。

なお、不祥事が発覚した場合の対策も、広告契約を結ぶ前に考えておきましょう。タレントの不祥事による契約解除の際の違約金や賠償金については、契約書に含まれるはずです。契約締結前に確認し、もしもの際にどうなるのか、必ず把握しておくようにしてください。事件が起きてしまったら、契約書の通りに話を進めるようにしましょう。

ご参考までに、広告契約でのトラブル対応はかなりの労力を割くことになってしまいます。実際に起きてしまった際の対処に関しては、以下のリンクよりご覧ください。

芸能人が逮捕された時に、広告代理店がやること。

・キャスティングはプロに任せるのがおすすめ

タレントをキャスティングするには、自分で直接芸能事務所に交渉する方法と、PR会社や広告代理店、キャスティングの専門会社に依頼する方法の2つがあります。ただし、これまでご説明してきたように、キャスティングは複雑で気をつけるべき点が多岐にわたるので、基本的にはプロに依頼することをおすすめします。

PR会社などは、タレントの提案から交渉、スケジュール調整まで請け負ってくれます。特に初めてタレントキャスティングを実施する際はトラブルを回避するためにもプロにお任せしましょう。

もし自分で直接事務所と交渉するようになった場合は、事前に十分に協議を重ねた上で事務所に連絡を入れるようにしてください。いろいろな事務所に話を入れてしまってから、キャスティングを実施しないとなると、トラブルを引き起こす可能性もあります。

終わりに

タレントコミュニケーションは、華やかなPR施策になることが多いですが、ローンチまでに様々な注意点が潜んでいる、労力のかかるコミュニケーションの方法でもあります。小さな調整もたくさん発生するので、放り出してしまいたくなることもあるでしょう。しかし、やっとの思いで実現させると、そのパワーの強さを思い知るのもタレントコミュニケーションなのです。

もう一度伝えますが、PR目線で重要なのは、タレントの人気や知名度だけにとらわれないこと。彼らの魅力をいかに自社のPRに繋げるかがタレントコミュニケーションにおいて最も重要なポイントです。タレントの魅力と自社の魅力をマッチさせることができた時、そのコミュニケーションは最大限の効果を発揮するでしょう。

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