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最終更新日

20210816

広報初心者でも理解できる!メディアアプローチ【前編】

#広報

「プレスリリースを出したがその後の動き方がわからない」「露出を伸ばすコツを知りたい」そんな悩みを持ってはいませんか?本記事では、プレスリリースを出したその先で効果的なメディアアプローチの方法をご紹介していきます。

メディアアプローチを始める前に

ビックネームの企業や、業界初の情報などトピックスそのものに“新規性”や“意外性”のある情報は、メディア側からアプローチを受けるなど、受け身の姿勢であっても露出が伸びていくケースが多くあります。しかしながら、世の中には多くの情報が溢れており 、受動的な動きではなく積極的に働きかけていかなくては、メディアの目に留まることは容易いことではありません。そこで、効果的な方法として挙げられる「メディアアプローチ」を学んでいきましょう。

   

・はじめに何を準備すべきか

メディアアプローチをはじめる前に、作戦を考えて取り組むことが大切です。
事前準備が必要なのは、この2点のみ。これさえしっかりと準備していれば、メディアアプローチをスタートできます!

○アプローチ先リスト 

アプローチ先リストとは、アプローチしたい媒体ジャンルや媒体社を事前にピックアップしたリストです。
メディアアプローチをスタートしようと思って、手当たり次第連絡をしても時間の無駄になってしまいます。
まず始める前に、露出させたい情報に合うアプローチ先を事前に選定しておき、効率的に取り組むためのリストを作成しましょう。

○アプローチ用資料

メディアアプローチをする際に用いる資料は、プレスリリースのみではありません。
一般向けに配信するものではありませんが、より掲載角度を高めるためにプレスリリース以外に「ニュースレター」「報道資料」など、切り口に沿った内容を取り入れたものを作成します。
(後半に、詳しく「ニュースレター」「報道資料」に関してご紹介します!)

   

・どんな方法があるか

事前に用意をしたアプローチ先リストと資料を元に、プレスリリース配信後に編集部へアプローチしていくのですが、方法としては大きく3つあります。

①メール
→編集部宛のメーリングリストや、記者個人宛に情報を送付
②電話
→代表番号や編集部番号からアプローチ
③キャラバン(面会)
→事前にアポイントを取っておき、直接説明

   

より掲載確度を高めるため、一番効果的と考えられるのが③のキャラバンです。
ですが①のメールや②の電話が効果的ではないということではなく、アプローチするメディアによって編集部の興味を惹くための「切り口」がなによりも重要です。

アプローチ先リスト作成のコツ

事前準備に必要なものがわかったところで、続いてはリスト作成のコツです。

アプローチ先リスト作成のポイントとしては、「どんなジャンルにどのような切り口でアプローチができるか」です。
この際の、“切り口”は以下のようになるべく多くのパターンを考えていくことがおすすめです。

情報:「主婦に絶大な人気を誇るタレントAとコラボした、○○社の新商品発表」
 
 ①○○社の新商品発表 :ビジネス系、ニュース系、報道番組、情報番組 
 ②タレントAとコラボ :エンタメ系、芸能系、TV芸能班、
 ③主婦に絶大な人気 :主婦系、ママ系、子ども系

情報:「AI機能を搭載した、最新ガジェット機器の体験イベント」
 
 ① AI機能を搭載 :IT系、テクノロジー系、ビジネス系 
 ②最新ガジェット機器 :モノ誌、商品情報誌、IT系
 ③体験イベント :ニュース系、体験記事系

   

このように、1つの新情報から、切り取るキーワードを変えていくことで異なる切り口を考えていくことができます。アプローチ先リストでは、考え得る切り口毎にどんなジャンルのメディアが適してしているのか考えた上で、幅広いジャンルのメディアをリストアップしていくことがポイントとなっていきます。

どこのジャンルにもいらないと思われる情報なんてありません・・・!
どんなにニッチな情報であっても、切り口次第・アプローチの仕方次第で、情報のバリューはいくらでも引き出せるので、少し面倒だなと思うかもしれませんが土台作りだと思って丁寧に作成していきましょう。

   

・ここだ!というメディアを見分けるのが近道

ここで、アプローチ先リスト作成においてテクニックをお伝えします。

切り口毎にメディアを追加していくと、何百件というリストが完成してしまうのですが、すべてにアプローチをしていくのも大変だな…と思いますよね?そうです、大変です!

アプローチ先リスト上のメディアへ、やみくもに接触を始めていくのではなく、商材との親和性や媒体の影響力等を踏まえたうえでアプローチの「優先順位」を設定し、効率的にメディアリレーションの構築を行っていくことが大切です。

    

このように優先的にアプローチを行っていく媒体のことを、「重点媒体」と呼びます。

重点媒体の選定基準は複数ありますが、

○商材との親和性の高さ
○各ジャンル内での知名度
○影響力

等が挙げられます。アプローチ先リスト上に、女性系・男性系・グルメ系など複数ジャンルのメディアが含まれる場合には、各ジャンル毎に重点媒体の設定を行うことが大切です。

こうすることで、掲載を狙っていきたい幅広いジャンルの媒体に向け、効率的なアプローチを行っていくことができます。

   

・過去記事も大きなヒントとなる

商材との親和性の高さを図るためには、各媒体の過去記事分析も非常に重要です。

同業他社情報や類似情報などを数多く取り上げている媒体では、担当記者が在中している可能性も高いため、掲載獲得を狙いやすくなります。

アプローチ先リスト作成の際には、同業他社情報や類似情報の分析は必須といっても過言ではありません。

アプローチ資料作成のコツ

・プレスリリース以外の資料

企業が新情報の発信手段として用いるプレスリリースの他に、大きく分けて以下2つのアプローチ資料が挙げられます。

○ニュースレター
○報道資料

用途や発信したい情報に合わせて、各資料を使い分けていくことが大切です。

   

・ニュースレター、報道資料を活用しよう

プレスリリース以外の資料として、多く用いる「ニュースレター」「報道資料」。まずは、2つの違いをご説明しましょう。

    

○ニュースレター
企業の商品やサービス情報を、時節やトレンドに合わせた切り口の元で紹介する資料です。「プレスリリース」と違い、新情報がなくても発信を行えることが特徴のため、「新しく発信できる情報はないがメディアとのコミュニケーションはコンスタントに行っていきたい」場合などにも用いることができます。

プレスリリースとしての発信はできませんが、発表元はあくまでも「企業」です。情報の鮮度が落ちてしまった際に活用しやすことも特徴の一つです。

○報道資料
担当企業の情報だけでなく、他社の商材情報等も併せて紹介を行います。
あくまでもメディアへのアプローチ用資料として用いるものであり、企業発信の資料ではないため、並びとなる他社の商品情報・SNSで話題になった投稿・露出の際のイメージなど、幅広い情報を入れ込むことが可能です。

担当企業の情報だけでなく、その並び情報・世間の声などについても併せて情報提供を行うことで、メディアからもフラットな目線で資料を見てもらいやすくなります。

   

・ここだけは抑えておこう!メディアが読みたくなる資料とは

アプローチ資料を作成するうえで、資料の顔となる「タイトル」は非常に重要です。タイトルのインパクト次第で、「資料に目を通してもらえるか」が決まってきます。

メディアは、毎日大量のプレスリリースをはじめアプローチ資料に目を通しているため、このタイトルだけを見て数秒で記事にするかどうかを判断します。資料全般はこのタイトルの付け方が大半を占めているとも言われます。編集部の目にとまるようなインパクトのあるキャッチを盛り込みましょう。

「世界売上第1位」「前年度比〇倍の伸び率」などの具体的な数字情報や、新しいトレンドになりそうな「キャッチーなフレーズ」等を入れ込むことで、メディアの目にも留まりやすくなります。

TVへのアプローチ資料の場合は特に、「どのような画を想定できるか」「どのような取材先があるか」等の検討材料についても予め入れておくと、企画会議の際、スムーズに検討してもらいやすくなります。

終わりに

前編では、メディアアプローチをスタートするまでの事前準備についてご紹介してきました。
準備を万全にした後は、実践方法です。
実際に、メディアへアプローチをし掲載獲得までの流れ、またメディアの方と上手な付き合い方に関して【後編】でご紹介させていただきますので是非ご覧ください。

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