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最終更新日

20200826

インスタグラムでインフルエンサーマーケティングを効果的に行うには?

#広報

聞いたことない人はほとんどいないであろう「インフルエンサー」という言葉。商品やサービスをPRしたいと思ったときの手法の1つとしてインフルエンサーマーケティングが挙げられます。

Twitter(ツイッター)、YouTube(ユーチューブ)、Facebook(フェイズブック)など様々なSNSがありますが、今回はInstagram(インスタグラム)におけるインフルエンサー、インスタグラマーを活用したPR手法についてご紹介いたします。

インスタグラマーについて、起用のポイント

インフルエンサーマーケティングを行うにあたって重要なのが“誰“を起用するかです。

どれくらいのフォロワー数でどのような投稿をしている人かによって、投稿時に得られる影響も大きく変わります。例えば、50万フォロワーを抱えるアメリカのアイドルに日本の化粧品のPR投稿をしてもらえたとしても、その投稿を見た人の多くは海外在住で日本の製品を購入できません。

またインフルエンサーのフォロワー数によって下記のように分類されます。(名称やフォロワー数の区切りは企業によって様々ですので概数としてお考え下さい。)

著名人          50万フォロワー以上

パワーインフルエンサー  10万フォロワー以上

マイクロインフルエンサー 1万~10万フォロワー程度

ナノインフルエンサー   1000~1万フォロワー程度

特徴としては下記が挙げられます。

・フォロワー数が多いアカウントほどPR投稿に費用が発生する可能性が高い。

・フォロワー数が多くなるにつれエンゲージメントが下がる傾向にある。

・フォロワー数が多いと1回の投稿で多くの人にインプレッションを与える。

エンゲージメントとはフォロワー数に対する、いいね!やコメントの数の割合です。簡単に言うと、エンゲージメントの数値が高いほど、フォロワーの内、そのアカウントに興味をもっている人の割合が高いです。10万フォロワーの方の800いいねがついた投稿と、1000フォロワーの方で180いいねがついた投稿では、絶対的ないいね数は前者の方が多いですが、エンゲージメントは後者の方が高くなります。(計算式は諸説あります)

費用を払って10万フォロワーの方で800いいねを得るのに対し、無償で商品提供を行い、仮に気に入った方10名が投稿してくれた場合、投稿1000フォロワーの方で180いいね×10名では合計1,800いいねを得ることになります。

フォロワーの反応の絶対数だけではなく、エンゲージメントも気を付けるポイントであることがお分かりいただけたかと思います。

もちろん、パワーインフルエンサーの方の1投稿の影響力はとても大きいため、投稿いただいた素材を提供してもらい、2次利用してメディアへのプロモートに活用したり、広告運用したりと、様々な可能性があります。

商品の用意はできるものの、キャスティングするほどの資金がない場合には、ナノインフルエンサーやマイクロインフルエンサーを活用したサンプリングも効果的かと思います。ただその注意点としては、金銭の支払いをしていないため、投稿いただけるかどうかは、本人のご意向次第になります。また、基本的にハッシュタグの指定や投稿内容に口出しすることはできません。

パワーインフルエンサーからナノインフルエンサーまで様々ですが、場合によって上手に活用しましょう。

より効果的なPR投稿を行うには

2010年にインスタグラムのアプリがリリースされてから、ユーザーは増え続け様々なコミュニケーションが行われてきました。企業による広告運用やPR投稿も多く発生し、ユーザーもある意味“目が肥えて”きました。インフルエンサーがコレ良いよ!と紹介するとフォロワーの方も「◯◯さんが使っているなら‥」と思った時代から、「はい、でましたPR投稿」と一歩下がった目線になりつつあります。

物撮りからよりリアルな投稿へ

前述したように、おしゃれな背景に商品を置き撮影する物撮りや、商品を手に持ちにっこり笑顔をみせる「ニコパチ」の撮影に、インスタグラムユーザーも見慣れてきてしまいました。

「企業からお金をもらって投稿しているのだろうな‥」と思うフォロワーも少なからずありません。ではより効果的に感じてもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

“インフルエンサーの生活に寄り添ったリアルな投稿”が鍵となります。インフルエンサーのフォロワーの方は平たく表現すると、その人のファンです。好きなアイドルが日々何をしていて、何に困って、どんなことが好きか。そういった事が知りたいのです。

パッと投稿を見たときにオーガニックに見える内容がオススメです。例えば、投稿は複数選択ができるため、1投稿目は引きの投稿で最近行った場所での様子、2投稿目に商品の様子。

投稿文も「◯◯企業からいただいた~が」から始まるのではなく、普段の投稿に近い文章から始まるほうが続きを読んでもらいやすいです。全てにおいて当てはまる話ではありませんが、インフルエンサーの方の普段の投稿をよく見ることは起用するにおいて重要になります。

ライブ配信・IGTV・ストーリーなど動画コンテンツの登場

インスタグラムでは、フィード投稿だけではなく、ライブ配信・IGTV・ストーリーなど動画コンテンツが最近ではかなり充実してきました。フィード投稿よりもリアルタイムで何をしているかが分かるストーリーへの閲覧に比重が傾いてきているように感じます。

・フォロワーとのコミュニケーションにライブ配信

・長尺の動画はIGTV

・ストーリーのURLリンク付けでページ誘導や質問、アンケート機能など

など、PR手法も非常に幅が広がりました。

例えば、企業の公式アカウントにてライブ配信を行い、有識者や特定の分野に強いインフルエンサーのアカウントを招待し一緒にトークをすることで、双方のアカウントから閲覧の流入が見込めるだけではなく、より閲覧者の理解を深めることもできます。

またストーリーで事前にフォロワーから質問を集め、ライブ配信で質問に答えたり、ストーリーのURLからキャンペーンサイトへ誘導したり、アンケート機能を使用し、キャンペーンの内容に反映するなど、企業アカウントの活用方法は多岐にわたります。

インスタグラムの機能は随時アップデートされるため、新機能が加わった際には要チェックです。目新しい機能は、フォロワーからの目を引きます。インスタグラム運用が上手な企業アカウントをフォローし、手法を学ぶのもオススメです。

ステマ(ステルスマーケティング)と誤解されないためには

最後に、インスタグラムに限らずインフルエンサーマーケティングにおいて気をつけたいことについてお話します。PR投稿がステマ(ステルスマーケティング)とユーザーに思われてしまうと、その商品やサービスに対するイメージだけではなく、企業への信頼まで損なわれてしまう可能性があります。企業のリスクマネジメントとしても十分に気をつけるべきポイントになります。

WOMマーケティング業界の健全なる育成と啓発に寄与するため2009年に発足したWOMマーケティング協議会(WOMJ)のガイドラインを元に記載します。

一部分のみになるので詳細を知りたい方は下記ご参照下さい。

https://www.womj.jp/download?file_id=136573

気をつけるべき点を一言でいうと「関係性の明示」です。金銭のやり取りが発生していない場合でも、サンプリングや無料体験を提供している場合、普段の消費者と同じルートではなく、企業からの関わりはあるため、その旨は投稿の際に記載いただくことが重要になります。

例えば投稿文で「◯◯企業からいただいた~」「イベントに招待いただき~」やハッシュタグで#PR、#タイアップ、#提供と記載するなどです。

ユーザーが「だまされた!」と感じないようにするための配慮が大事になります。

またインフルエンサーさんも、フォロワーさんとの信頼関係が構築できているため、その方々を裏切ることはしたくないはずです。インフルエンサーさんも敏感になる点でもあるので、気にしすぎなくらいケアをしてあげることが、自社のファンになっていただくことにも繋がります。

終わりに

インフルエンサー施策は、商品やサービスと、それを必要とする方を巡り合わせることができる可能性を多いに秘めています。特にインスタグラムは静止画だけでなく、ストーリーやIGTVを活用して動画でも魅力を伝えられます。

さらに、昨今は、ハッシュタグ検索で情報を集める人が増えているので、ターゲットに情報が届きやすいハッシュタグを研究しながら効果的なインスタグラマー施策を実施しましょう。

今後インスタグラムだけでなく、新たなSNSが登場する可能性ももちろんあります。進化していくSNSと、それに応じて変化するユーザーの特性を学び、それぞれのユーザーに効果的なPR手法を考えましょう。そういった努力を重ねることで、素敵な巡り合わせを生みだすことができるのです。

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