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最終更新日

20210415

【3分で読める】アイデア出しに困った...そんな悩みを解決する方法とは?

#広報

アイデアを生み出すための訓練

企画を考える際に、『前回実施したことがある』『競合も実施している』という案ばかり思い浮かび、新しいアイデアが出ず、頭を抱えている方は多いのではないでしょうか。

また、世間で話題となっている企画を見るたびに

『なんでこんなに面白い施策が思い浮かぶのだろう?』

『あの企業にはきっと天才アイデアマンがいるんだろう』

と思ったことがある方も少なくないと思います。

しかし、世間で話題となるアイデアは突然空から降ってくるものではなく、日々のインプットや経験を積み重ねていくことで生み出されます。

この記事ではそんなアイデアを生み出す日々の訓練の方法をご紹介します。

まずは情報を集め、知り、考えること

・周辺情報の収集と分析

企画を検討するにあたり、まず重要なことは、

世間のトレンドや流行等外部環境の整理

ターゲットやそのターゲットが抱える問題等のマーケットに関する情報整理

の2つです。

どれだけインパクトのある企画が思いついても、そもそもターゲットに刺さらなければ意味がありません。どれだけ世間で話題となっても届けたい方に情報を伝えられなくては大成功とはいえないのではないでしょうか。

また、特にパブリシティの獲得を狙う場合は、メディア目線も企画を考えるうえで重要です。企画を考えた際に、メディアのトレンドを取りあげる傾向を理解し、自社からの発信だけでなく、第三者からはどのように発信されるのか、ということも考慮して施策を考えましょう。

・メディア・他社事例の研究

広報担当者の方に限らず、事業を進めていくうえで世間のトレンドをつかむことは必要不可欠です。

世間の流れを把握するには、メディアが適しています。メディアは読者に継続的に利用してもらうために「旬なネタ」を日々発信しています。つまり、世の中ゴトを最も敏感に追いかけているのが、メディアです。

また、メディアは、最新情報ではなくとも、季節のトレンドや歳時記に合わせた情報も発信しています。そうした記事もアイデア出しのヒントになるかもしれません。もちろん、パブリシティ獲得を想定している場合は、露出したいメディアが、どんな切り口やネタ、トンマナを好んでいるのかも研究しておきましょう。

自社のみに捉われず、他社のPR施策の研究も必要です。広告やプロモーション等を見た際に、自分なりに、「施策の目的(認知を取りたいのか?購買につなげたいのか?)」「ターゲット(このプロモーションは誰に向けた情報発信なのか?)」等を研究することで、アイデアの幅を広げることが出来ます。

学んだ情報を活かすための発想法

情報収集を終えたところで、「インプットはしたけど、具体的にどうやってアイデアにつなげたらよいのか、分からない...」という悩みもあるかと思います。ここからはインプットした情報を自社の企画のアウトプットにいかにつなげるかその方法をご紹介します。

もう一度言いますが、アイデアを作るということは「ゼロから1を作る」作業ではありません。空から降ってくるものでもありません。アイデアは過去の事例や現在のトレンド、ターゲットのインサイトなど、様々な要素の組み合わせから生み出されるものです。

・インプットを活かす「オズボーンのチェックリスト」

アイデアが思い浮かばない時の考え方としてオズボーンのチェックリストという9つの考え方があります。これはアレックス・F・オズボーンという米国の大手広告代理店BBDO(現在は米オムニコム社のグループ会社)の副社長として活躍した方が考えた方法です。

■オズボーンのチェックリストのチェック項目

1.転用 現在のままで新しい使い方はできないのか?

2.応用 似たようなものはないか?そのまねはできないか?

3.変更 意味や形を変えてみてはどうか?

4.拡大 大きくする、長くする、時間を延ばす等の方法はないか?

5.縮小 小さくする、短くする、短時間にしてみてはどうか?

6.代用 代わりになる方法は?材料、場所は変えられないか?

7.置換 入れ替えたら?順番をかえたら?

8.逆転 逆さまにしたら?役割を反対にしたら?

9.統合 合体、要素を混ぜたら?

基本的にはこのチェックリストを順々に考えていき、難しければ他の項目に進んでいきます。今回は、この中からアイデアを出すために比較的取りかかりやすいものをピックアップして解説します。

・転用

まず一つ目はインプットした情報を『転用』する方法です。物の用途はある程度決まっていますが、他に使い道はないかと考えてみましょう。「鍋の蓋は鍋の蓋として使う以外に、防災の際には頭を守るために使える」といったイメージです。

転用で有名な例としてはエジソンが開発した蓄音機(レコードテープ)があげられます。当時蓄音機は録音可能な機器として「遺言の録音」「語学教育」等に活用されており用途が少なかったためヒットしていませんでした。しかし、音楽は生演奏するものだった当時に音楽を録音できるものとして広く使われるようになりました。

最近の商品でも転用の例はあり、多くの女性が使用している美容製品にも多くの転用のアイデアが活用されています。例えば、日本酒の製造で生まれた酒粕を活用した酒粕パックや化粧水。これは食品としての酒粕としての要素を転用したアイデアです。

・代用

次に紹介するのは『代用』です。既存の製品や方法を別のものに代えられないかと考える方法です。

例えば、今やダイエット食としての認知の高い、こんにゃく麺もこの『代用』の考え方が用いられています。麺といえば小麦を原料としていましたが、これをこんにゃく粉に変更しました。

その結果、これまで家庭で愛されていたこんにゃくは、麺類の代わりのダイエット食として購入されるようになり、「食事制限中だけど麺を食べたい...」と悩むダイエットに勤しむ人々を中心に、世間に浸透していきました。

・逆転

最後に紹介するのが『逆転』です。既存の製品やサービスの概念の反対を考える方法です。前後の逆、否定から肯定、役割・行程を反転してみる、といった方法があります。

例えば、コーラは体に悪いイメージを逆手に取った「トクホ(特定保健用食品)のコーラ」や、ボールペンは消せないものというこれまでの概念をひっくり返した「消せるボールペン」などが挙げられます。従来の固定概念を逆転させることで、ありそうでなかった発想につなげられることが出来ます。

このオズボーンのチェックリストを活用することは、現状のサービスや商品やユーザーの概念を疑うことから始まります。「時代に沿った商品をだしたい」といった悩みがある方は是非ご活用ください。

・フレームワークの活用

オズボーンのチェックリスト以外でもアイデアを生み出す方法は様々あります。

ここからはアイデアを考える際に役立つフレームワークをいくつか紹介します。

・マンダラート

3×3の9つのマスを持つ大きなマスを3×3の小さなマスを使って情報を細分化させて、思考を深めていく方法です。メジャーリーガーの大谷翔平選手が行ったことで有名にもなりました。

中心に商品やサービスを記入し、それに関連するワードを書き出すことで一つのサービスの切り口を8個出すことが出来ます。そこから8つの切り口をさらに8つの情報に細分化できるため64個の切り口ができることになります。

アイデア出しの際に思考が滞ったときに、単純な情報を並べていくことで意外と気づかなかったことに気づけます。

アイデアをそんなに出せないと思っている方もいらっしゃると思います。しかし、人間の本能として空白の原則、快・痛みの原則というものがあります。脳は快を求めて痛みを避ける性質があり、空白が生まれることによる痛みを埋めようとする性質があるため、作り始めると意外と埋められるものです(と自分自身を信じてトライしてみましょう)

・連想ゲーム

ご存じかと思いますが、ある事柄からそれと関連する別の事柄を思い浮かべてつなげていくゲームです。

方法としては紙とペンを用意し「〇〇といえば××、××といえば△△・・・」と一人で言葉循環を記載していくだけです。連想ゲームには決まったルールはなく自分が関連すると思うことであればつなげて問題ありません。

また、関連するワードも一つではなく複数のものをつなげることで(例:山→自然 山→登山 山→虫)一つの言葉から様々な切り口を考えることが出来ます。すでに知っている事柄を並べていくことから進めていくと、そこから自分の記憶の奥底にしまわれているワードや考えを導き出すこともでき、見えなかった思考を表面化させられるのではないでしょうか。

・ブレーンストーミング

自分ひとりでも実践できるアイデアの発想法でしたが、もちろん、一人で悩むよりも、誰かと一緒に考えたほうがアイデアの幅は広がります。3人寄れば文殊の知恵とよばれるように周りの方からの意見はアイデアづくりに役立ちます。

ブレーンストーミング、通称ブレストを行うことで他人の視点からの物事の特徴を捉えることが出来見えなかったものが見えてきます。メンバーからポッと出た一言で企画の方向性やキャッチコピーが思いつくことも少なくありません。

ただしブレストを行うにあたっては、以下のルールを守って行わなければこれまでの会議と同じになってしまいます。これらのルールに注意して実施しましょう。

ルール1 アイデアを批判しない

ルール2 組み合わせる 

ルール3 質より量

ルール4 終了の前に結論を出さない 

まとめ

いかがだったでしょうか。ご説明した通りアイデアを生み出すことは要素の組み合わせです。そのためには事例のインプットし情報を分析していくことが重要で、日々のインプットはアイデアのアウトプットへの近道といえます。

フレームワークの活用も慣れが必要です。一緒に働く会社のメンバーに共有して是非実践してみてくださいね。

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