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最終更新日

20200923

「報道番組」に取り上げてもらう効果的なアプローチ方法とは?

#広報

世の中の重要なニュースを扱う報道番組において、PR的な情報を取り上げてもらうには、他のメディアに比べ”社会的意義”や”ニュースバリュー”を重要視します。本記事では、報道番組にアプローチするにあたって抑えるべき基本的なポイントをご紹介します。

    

報道番組とは

       

・報道番組とは

     
そもそも報道番組とは、自分たちが取材した情報をもとに事件や政治、社会情勢など、今話題になっているニュースを報道する番組です。大きく分けるとアナウンサーが一人で全画面に映し出され、淡々とその日や前日に起きたニュースを伝えるミニ枠の番組と、「報道ステーション」や「news zero」など、ニュースを淡々と読み上げるだけでなく、解説者を含め、複数名でニュースを深く掘り下げていく1時間程度の番組があります。

基本的に報道番組は、直近のニュースに沿った内容となるので、番組担当者は社会問題や政治問題などを日々チェックしています。

       

・報道番組と情報番組の違い

   
報道番組が情報番組と大きく異なるところは、扱う内容が硬派でニュースや社会問題、政治問題などを掘り下げることはあっても、芸能ニュースや生活情報コーナー等、エンタメやライフスタイルのような話題は扱わないことです。

逆に情報番組は、面白いお店などトレンドを紹介するコーナーや映画の紹介、クイズ、エンタメ情報など、幅広い情報を扱っています。また、タレントや芸人を司会に立てるなど芸能人を多く起用することで、わかりやすく楽しめる番組内容となっています。

  

報道番組に取り上げられやすい必要な要素とは…?

    

・最も報道番組が重視する「ニュース性」

上述の通り、報道番組が最も重視しているのが、ニュース性です。

今世の中に起こっている最新ニュースを取り上げているため、事件や政治、社会情勢などの重要なニュースが優先的にO.Aする情報の検討対象にあがります。このように聞くとPR的な情報は報道番組に取り上げられにくいと思うかもしれませんが、そんなことはありません。文脈次第でその関連情報も十分取材対象になり得ます。

例えば、記事を執筆している今、新型コロナウイルスが私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。連日どこの報道番組でもトップニュースとして取り上げられていますが、新型コロナウイルスの医療的な情報だけでなく、「この企業は感染予防のためにこのような対策をしている」という企業の取り組みや「感染予防グッズとしてこのようなものが売れている」といった商品情報などを紹介してるのを目にしたのではないでしょうか。

このように、最新ニュースに関連した企業の情報も報道番組で取り扱っていることが多く、この枠にPR的な情報を差し込むことができます。

ニュース性といっても様々あり、先程例としてあげた新型コロナウイルスのような「社会性」や東京オリンピック、SDGsなどの「時事性」、夏休みの過ごし方などの「季節性」があげられます。

   

【社会性】
今の社会がかかえている課題の解決を目的とした商品やサービス、企業の取り組みとして、その課題についてどのような効果があるのかを明確に提示することで社会的な意義、有益性を打ち出しやすくなります。客観的に捉えた調査データや専門家の意見とあわせてアプローチすることで信頼性が上がり、より前向きに検討してもらうことが可能となります。

   

【時事性】
“東京オリンピック・パラリンピック”や”SDGs”等、社会的によく話題になるようなキーワードとつながる情報は、ニュースが取り上げられる際に具体的な商品やサービス、企業の取り組みとして取り上げてもらうことができます。

  

【季節性】
夏休み、クリスマス、お正月等の季節行事・文化的なイベントも重要なコンテンツとなるため、関連した新商品や新サービス、新施設オープン等の最新情報を提供することも大切です。 

  

・ニュース性だけでなく、「独自性」や「意外性」も大切

  
最新ニュースに関連した情報を提供したとしても、全て興味を持ってもらえるとは限りません。「独自性」や「意外性」も報道番組にとっては大切な観点です。

最新ニュースに関連する商品、サービスや企業の取り組みは、ある一企業だけが行っているわけではなく、他にも同様の取り組みをしている企業がある可能性が高いです。「その取り組みは他社に比べてどんな点が初の試みなのか」「商品、サービスは他社とどんな違いがあるのか」のような独自性や意外性を伝えることも重要です。

   

【独自性】
同業他社には無い特徴を持つ商品やサービス、企業の取り組みで、日本初、業界初、日本一、業界一といえることがあれば、報道番組が取り上げるきっかけとなります。

特に新しい取り組みは、他社に先駆けていち早く情報を発信するかが重要となり、どれだけ力を入れた取り組みでも、他社の同じような取り組みをテレビで取り上げた後では、報道番組のようなストレートなニュースではプライオリティが下がってしまい、取材に繋がりにくくなってしまいます。

   

【意外性】
これまでの社会背景を覆す新サービスや常識からは考えられない企業の取り組み、世の中の悩みを解決する意外な商品など、ニュース性と絡めてアプローチすることで、さらに露出の角度が上がります。

  

・どのような「画(映像)」がとれるのか、イメージを用意する

   

テレビ番組の制作者は「この情報を取材した時、どのような面白い映像が撮れるのか」「どのようなストーリー、構成になるのか」を常に考えながら情報を探しています。どれだけおもしろい情報でも、無形のサービスやパソコン上で完結する取り組みでは、"動き"がイメージしにくいため映像化に結びつかず、テレビ向きではないと判断されてしまうのです。

そのため、新サービスの発売であれば、「サービスの開発会議の様子」「実際の利用シーン」「導入企業の声」「使った消費者のインタビュー」等、撮影できる画を予め考えておくことが重要となります。

  

報道番組向けの資料の作成ポイント

・報道資料を作成するにあたって

報道局には毎日多くのプレスリリースや報道資料が届きます。そのため、送った資料全てにしっかり目を通してもらえるとは限りません。番組担当者が「今、とりあげる価値がある」と思うようなポイントをひと目見て理解いただくことが非常に重要となります。

また、大量のFAXを仕分ける際に複数枚の資料ですと誤って仕分けられてしまう可能性もあるため、「極力1ページに伝えたいことをまとめる」「送付状に枚数の記載をする」など、折角送った情報全てが担当番組に届くようにしましょう。

  

・重要なのは「ひと目見てニュースバリューが伝わる」タイトル!

  
報道資料の中で、最も重要な部分が「タイトル」です。前述の通り、番組には連日多くの資料が届くため、担当者は一つ一つの資料にゆっくり目を通す時間がなく、タイトルで「あり・なし」を判断するといっても過言ではありません。そのため、ひと目見てどんな情報かを判断できる「いつ・どこで・何を・どんな映像が撮影できるのか」という情報と目を引きやすいキャッチワードを入れ込むことがポイントです。

また、客観性に欠けるような形容詞は信頼性に欠けるため、「すごく」や「とても」等の表現は避け、世界初・日本初・業界初等の「初」や世界最大、日本最高業界最大級等「最」という客観的な要素(裏付けされるデータ)を盛り込みましょう。

  

・「撮れる画」を報道資料でイメージさせるのが最大のポイント!

  
報道資料は「ニュース性」「独自性・意外性」を抑えた簡潔な文章を記載することがポイントです。

番組担当者は、日々提供される膨大な情報に対して“番組で取り上げる必要・価値のある情報なのか”を瞬時に判断しています。つまり、報道資料に対して細かい情報はさほど求めていません。詳細は取材の時に伝えることができるので、まずは重要なポイントが伝わりやすい資料を作成しましょう。

また、写真や図などビジュアル要素を多くすることも重要です。テレビ番組の制作者は「この情報を取材した時、どのような面白い映像が撮れるのか」「どのようなストーリー、構成になるのか」を考えて常に情報を探しているため、いかに資料だけで撮れる画を想像させるかがポイントです。実際に興味を持った番組がだれに、どこで、どんな取材が可能なのか、といった「取材可能内容」がひと目で分かるように記載しておくことも大切です。

  

報道番組担当者へのアプローチのポイント

   

・報道番組の制作スケジュール

  
報道番組を制作する報道局の中には、政治部・経済部・社会部・国際部等の部署があり、政治部は政治関連、経済部は企業の動向や株式、社会部は事件・事故・社会問題、国際部は海外情勢というようにそれぞれの分野での取材やニュース制作、報道番組の企画・制作を担当しています。

報道局では、常に情報を探していますが、その日のニュースのネタがある程度決定するのは、前日やその日の早朝の会議となります。新たなニュースが入ってくるたびにネタを差し替えるため、放送直前まで内容が変更となる可能性があり、取材を受けた場合でも「放送されない」「放送時間が短くなってしまう」ことも多くあります。

   

・報道番組の担当者にアプローチをする時のポイント

  
急がしい担当者に確実に情報を伝える方法は、直接テレビ局に伺い、担当者に資料をお渡しして説明をすることです。原始的な方法ではありますが、直接話すことが結局最も伝わりやすいです。直接伺いにくい昨今では、WEB面会の対応をしてもらえることもあります。なお、早急に伝えたい内容は、電話で簡単に説明した後、担当者個人のメールに資料を送りましょう。

  

おわりに

  
報道番組で取材をしてもらうためには「世の中で起こっている社会背景や社会情勢とマッチした情報か」「その情報に”ニュースバリュー”があるか」「面白い画(映像)やストーリーが撮れるか」といった視点を大切に、ひと目見て伝わる資料を用意した上でアプローチを行いましょう。

テレビを観る人は減っていると言われますが、テレビ番組で取り上げられた際の効果はやはり大きいです。本記事で何度もお伝えしたように、テレビ担当者は常に忙しく、また、世の中に合わせて求める情報を変えるため、露出獲得までには根気強さが重要になります。粘り強くアプローチを続け、良いテレビ露出を獲得できるように頑張ってくださいね。

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